子供の皮膚トラブル

子供によくある皮膚トラブルの一つになっているのが、アトピーです。
大人になるまでの間に、自然に症状が軽くなっていくことも多いのですが、そのような方でも子供のうちはアトピーが出ることもあります。

皮膚トラブルとしてアトピーが出たときの症状ですが、特に強いのはかゆみです。
かかずにいられない強いかゆみが出て、患部を書いているうちに血が出ることもあります。
かけばかゆみが治まるかというと、そうではありません。
適切な治療を受けないと、かゆみが治まらないことも多いです。
症状が悪化すると、夜中にかゆみで目が覚めることもあり、日中の勉強や運動に支障が出ることもあります。

このような強くて継続的なかゆみがアトピーの代表的な症状ですが、このほか、患部に出るあかみや湿疹なども特徴的な症状です。
患部が乾燥してカサカサしてくるのも、アトピーの症状になります。
このようなアトピーは子供の皮膚トラブルの代表になっています。

アトピーは原因の特定が困難な上に、慢性化しやすい病気です。
そのため子供の皮膚トラブルとしてこれが出たら、専門医の指導を受け、飲み薬や塗り薬を使うのが基本的な治療となります。

子供の皮膚トラブルとして代表的なのはこのアトピーですが、よくある症状といえば、ほかにあせもがあります。
あせもとは、汗が出る汗腺がつまり、そこが炎症を起こすことでできるブツブツのこと。
このぶつぶつはかゆみがあるため、子供にこれが出た場合は、患部を強くかいて血が出たり、症状が悪化する場合があり、注意が必要です。

あせもはアトピーと違って慢性化しやすい症状ではありません。
一過性のもので、自然に治ることもよくあります。
原因は汗腺のつまりになりますから、患部を優しく洗い流して清潔に保つと、自然に治ることもよくあります。

ただ、子供のあせもの場合、患部をきちんと洗えていなかったり、汗の量が多くてなかなか治らなかったり、どうしても患部をかいて悪化したりすることもあるでしょう。
なかなかあせもが治らない場合は、皮膚科で診てもらうのもおすすめです。

子供によくある皮膚トラブルは、ほかにとびひもあります。
これになると、患部がただれたり、水膨れのように膨らんだり、ジュクジュクしたりします。
しかもこの状態になると他人にうつることもありますから、なるべく早く皮膚科や小児科を受診するのがおすすめです。

このとびひは、傷口に細菌が入ってなる病気です。
あせもや虫刺されなどかゆみが出る症状にまずなり、患部をかいているうちにこのとびひになることがありますから、要注意となっています。
子供の皮膚トラブルにはこのようなものがあります。