アトピーの治療はステロイドで改善させ副作用が出ないように使おう!

皮膚科でアトピーの治療を受ける場合、「ステロイド」の薬を使って治療を進めていくのが一般的です。
肌や体質に合わない場合はステロイドが使われていない薬で治療を行います。
そこで、アトピーの治療で使われているステロイドの効果や副作用、正しい使い方についてご紹介をしていきます。

・アトピーによる治療で処方されるステロイドの効果と副作用による危険性!
ステロイドはアトピーの治療薬として使われていて湿疹による炎症を抑え、体の免疫力を抑制する効果があります。
ステロイドが配合されている外用薬は強さのランクが5段階に分かれていて、塗る部位に応じてや重症度に合わせて使い分けが出るようになっています。
もっともステロイドが強いのはデルモベートやダイアコートだと言われています。

しかし、皮膚科の医師が症状を確認し軽症だと感じれば、そこまで強いステロイドの薬が処方されることはありません。
これはステロイドに限定して言えることではありませんが、どんな薬でも副作用はあります。
ステロイドの成分が血液に溶け込むことにより高血圧や糖尿病を引き起こしてしまう危険性があります。
また、小さなお子さんがストロイドを使用する場合は、発育が抑制されてしまうことで体の成長に影響が出てしまう恐れもあります。

・ステロイドは副作用が出ないように正しく使うことが大切!
ステロイドは使用するときに正しく使えば、副作用が起こる危険性はありません。
肌にステロイドを塗るときは指先に乗るくらいの量(0.5g)が目安となり、手のひらサイズ2枚分まで伸ばして使用しましょう。
また、ステロイドを塗る量は年齢や場所によっても異なるので、自分の年齢に適した量で体をケアするようにしましょう。
ステロイドを使用するときは出来るだけ優しく塗っていき、炎症がある部分だけに塗るのがポイントとなります。
手のひらや足の裏をケアしたいときは皮膚が厚い部分なのでお風呂上りに使用し、皮膚が柔らかくなって成分が浸透しやすいときに使用するのがおすすめです。

ステロイドはアトピーの治療に欠かせないもので、効果的な治療が受けられます。
副作用の心配もあるのですが、使用上の注意を守って正しく使えば副作用が発生してしまうことは少ないです。
症状が悪化している人によっては強いステロイドが配合されている薬でしか効果を感じられないこともあるので、こういった薬を使って治療を行う場合はより一層注意をはかる必要があります。