肌のトラブルと聞くと大人が悩まされるイメージがあるかもしれませんが、これは必ずしもそうではなく、子供も肌荒れなどのトラブルが起こる可能性があります。
子供の肌は大人と比べると角質層も薄いですし、皮膚も含めてまだまだ成長過程にありますから、実は大人よりもトラブルが起こりやすい状態にあります。
ですから肌荒れなどが起こったときにはきちんとしたスキンケアをしてやらなければいけませんし、保護者の皆さんは子供の肌についてよく知っておく必要があります。
子供の肌トラブルと言えば、代表的なのがアトピー性皮膚炎で、子供の頃に悩まされていたけど大人になったら徐々に改善してきたというケースはよくあります。
これは単純に体の成長によってアレルゲンが入りにくくなったことが影響していることがほとんどですが、根本的な部分は改善されたわけではありませんので、子供のころからしっかりとしたスキンケアをやっておくに越したことはありません。
それでは子供の肌トラブルを防ぐために必要なスキンケアにはどんな方法があるのか、ここからはそのあたりの説明をしていきたいと思います。
はじめに先ほども言った通り、子供の肌は角質層が大人よりも薄く、それ故に敏感な状態になりやすいのであまり刺激の強いボディソープやシャンプーは避けるべきです。
市販のボディソープやシャンプーの中には香り成分の強いものも多いため、刺激が強いものもあります。
そういった商品はできるだけ避けて、子供が使っても安心な低刺激のボディソープやシャンプーを選んでやることを意識してください。
低刺激なボディソープやシャンプーは大人も併用できるものがほとんどですし、低刺激なのは大人の肌にもメリットが大きいので、一緒に使っても何ら問題はありません。
また、肌を清潔に保つことが良い状態を保つうえで重要なポイントになりますので、洗い方にも注意が必要です。
肌が弱い子供が身体や顔を洗うときにはできるだけ泡立てて、その泡を撫でるようにつけていき、できるだけ肌を刺激しないようにしてください。
あまりゴシゴシと強く洗い過ぎてしまうと角質層を破壊する原因にもなりますし、肌に傷がついてしまう可能性もあります。
さらに頭を洗う際にシャンプーだけでなくリンスを使う子供もいますが、基本的にシャンプーだけで十分綺麗になりますし、リンスの刺激を与えることでかえって悪影響がある可能性もあります。
このように子供の肌はできるだけシンプルかつ正しい方法でケアしましょう。