子供がアトピーになっているとき、その子供のスキンケアも大事です。
これは子供だからというわけではなく、アトピー対策をするにはスキンケアが一般的に大事なのです。
これは子供でも同じですから、子供がもしアトピーになっているときは、親御さんの方でそのスキンケアをしっかりしていくことが大事ですね。
アトピーとスキンケアの関係ですが、これはアトピーの原因となるアレルゲンをお肌に侵入させないために必要となります。
この症状が起きるメカニズムなのですが、大きな原因となっているのがお肌のバリア機能の低下と、それによって起こるアレルゲンの侵入です。
アトピーはアレルギーとしての側面もあり、ダニなど特定のアレルゲンがお肌に侵入していることが原因の1つだと考えられています。
つまりそのアレルゲンをお肌に侵入させないことが大事なのですが、アトピーになる方はお肌が乾燥しているなど、何らかの理由でバリア機能が弱まっていることがよくあります。
そうなると本来なら侵入しないはずのアレルゲンが侵入することでアレルギーが起こり、アトピーが起きるという仕組みです。
このような症状を改善していくためには、もちろん病院での治療も大事ですが、日ごろのスキンケアも大事です。
しっかり保湿するなどお肌の状態をなるべく理想的な状態に保つことで、バリア機能も高められます。
そしてこれが高まるとアレルゲンも侵入しにくくなり、アトピーが起きにくくなるのです。
このようにアトピーにはスキンケアが大事ですから、もし子供がアトピーになっているときは、子供のスキンケアにも気を配るといいでしょう。
スキンケアのポイントは清潔に保つことと、保湿ケアです。
清潔に保つためにはお風呂にきちんと入り、汗などをしっかり流すことが大事ですね。
ただし、このときに目の粗いタオルなどで体をこすったり、爪などを立てて体をかいたりといったことはできるだけ避けてください。
しっかり泡立てた泡を指や手のひらを使って伸ばすように優しく洗うのがコツです。
そしてお風呂上りにはしっかり保湿してください。
お風呂から上がってなるべく早く保湿剤を塗ることが大事です。
保湿剤は商品によって塗り心地などが変わります。
これは子供にいくつか使ってみて、本人が気持ちいいと思うものを選ぶといいです。
このように子供がアトピーになったときはスキンケアも大事です。
ただし、すでにアトピーの症状が出ているときは、これらケアだけでアトピーを治せるわけではありません。
そのときはなるべく一度病院で診察を受け、スキンケアの方法などについてもそのときに相談するといいです。