アトピーの治療で保険が効くもの

アトピーは肌にかゆみや炎症がおこる病気で、我慢しようと思ってもかゆみや炎症が酷くて症状を緩和させたいと感じている人が多いです。
小さなお子さんであれば薬代を支払うことはありませんが、大人が皮膚科に通う場合は保険が効く治療を受けたいという人も多いため、アトピーで保険の効く治療についてご紹介していきたいと思います。

・皮膚科では外用薬を処方してもらえる
皮膚科は「日本皮膚科学会」での最新のガイドラインをもとに、医学的な根拠の下でアトピーの治療を行っています。
これにより、基本的な治療方針はステロイドを中心としたものが多いです。
アトピーで使用する薬には保湿剤やステロイド剤、免疫抑制剤というものを使用しています。
保湿剤は市販で販売されているものとは異なり、香料などが使われていなくて肌に優しいのでアトピーの肌には効果的です。
また、ステロイド剤と聞くと副作用の危険性を考えてしまう人も多いのですが、ステロイドの危険性を考えステロイドを使用せずに治療を進めていく場合は、アトピーによる症状が改善されないと言っても過言ではありません。
ステロイドは正しく使用すれば副作用が出てしまう危険性はないので、安心して治療を進めるようにしましょう。

・内服薬も処方してもらえる
皮膚科で受けられるアトピーの治療は、外用薬と内服薬の併用によるものが多いです。
外用薬は炎症を緩和させるものですが、内服薬はかゆみを抑える役割として使われます。
内服薬では抗ヒスタミン薬が使われることが最も多いのですが、かゆみが収まる場合と効果が全くでない人に分かれます。
また、抗ヒスタミンの薬では強い眠気に襲われるものもあるので、使用するときは仕事や日常生活に支障が出ないように飲む必要があります。
こういった外用薬や内服薬は保険が効くので、薬代も3割の負担で抑えられます。
アトピーで皮膚科に通う場合は長期的な治療となるので、保険が効く治療はとてもありがたいですね。

アトピーの治療は保険が効かないものもあり、光線治療やプロバイオティクスという治療法もあります。
アトピーの症状が重たい人の場合は、皮膚科の医師からこういった治療を進められることもあります。
しかし、保険が効く治療法で症状の改善をはかりたいときは、医師に相談して薬による治療を受けられるように考えてもらうのがおすすめです。
自分が受けやすい治療法、自分に合った治療法を行うことで継続的にアトピーを治していきましょう。