赤ちゃんは皮膚トラブルが多い

赤ちゃんの皮膚は薄く柔らかいためちょっとした刺激にも反応します。

湿疹、カブレのない赤ちゃんはまずいません。

しかし、赤ちゃんは言葉で不快感を訴えることはできません。

できるだけ痒くない、痛くないように注意してあげましょう。

基本のスキンケア

生後間もない赤ちゃんは皮脂分泌が非常に盛んです。

これはママの皮脂分泌の影響を受けているからです。

皮脂が多すぎて頭や顔にかさぶたができることもあります。

かさぶたは無理にはがす必要はありません。

白色ワセリンやオリーブ油で湿らせてあげると自然に剥がれます。

生後2、3カ月ぐらいからママの影響がなくなり皮脂分泌が減ります。

このころの赤ちゃんは乾燥肌になりやすいので要注意です。

また、汚れやすくなります。

汚れはこすらずに優しくとって保湿クリームを塗ります。

入浴

頸や腕などはしわになった部分もきれいに洗います。

タオルは木綿のガーゼを使います。

こすらずに優しく洗います。

ベビー用の低刺激の石鹸を使います。

入浴後濡れているうちにベビー用の保湿剤をぬってあげます。

肌着

木綿のやわらかな材質を選びます。

化繊は避けた方がいいでしょう。

夏のスキンケア

泣いた後、興奮した後、目覚めたとき、寝る前などには汗をかきます。

汗をひかせるためには夏はクーラーなども冷やしすぎないように使います。

汗をかいたまま放置しているとあせもの原因になります。

また、虫刺されの帽子も重要なスキンケアです。

ひっかき傷が皮膚病の原因になります。

日本ではあまり子供の日焼け止めに熱心ではありませんが日焼け止めはとても重要なスキンケアです。

刺激が少なくて保湿効果のある日焼け止めを使うのはアトピーなどの予防にもなります。

ただし、必ず子供用を使います。

日焼け止めはそれ自体肌に負担になるので、大人用を使うと炎症などの肌トラブルの原因になります。

また外遊びは午前中か夕方の日差しのやわらかい時間を選びましょう。

冬のスキンケア

冬のスキンケアの基本は保湿です。

入浴後濡れたままの状態でクリームやオイルを塗ります。

外出前などにも忘れずに保湿しましょう。

乾燥で赤くなっている場合には、ワセリン、アズノール、オリーブオイルなどでお肌の上にオイルの被膜を作ってあげましょう。

赤くなっていない場合の保湿剤はオイルよりはクリームの方がおすすめです。

クリームには水分が含まれているので水分補給にもなります。

必ず子供用の低刺激性のものを選びます。

特に避けたいのは香料です。